前回は、IFTTTを使用したAIスピーカ(GoogleHome)のカスタマイズ方法について紹介しましたが、
今回は、Google社純正の開発ツール、Actions on Googleを使用したカスタマイズについて紹介します。
※なお、今回は、ActionOnGoogleでの登録の詳細は、省略しています、まず使用する!、次回に記述する予定です。
Actions on Googleとは
○Actions on Googleの概要
Googleアシスタントを通じて任意のユーザが呼び出し可能なアクションをあなたが定義し実行することができる開発者プラットフォームです。
Google アシスタント用の開発者プラットフォーム、シミュレーターでのテストや、アプリの公開などを行える。
○Actions on Googleの用語について
用語 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
AIスピーカー | 主にマイク、スピーカー、Wifiから構成されておりユーザーの音声をクラウドに転送、クラウドからの応答音声を再生する機能を有する | – |
Google Home | グーグル製のスマートスピーカー | – |
Google Assistant | Googleが開発したAIアシスタント。Google Homeや、Android端末などに導入されている。 | – |
Actions on Google | 自然言語理解、テキスト化、Action起動機能等を有しており、発話に対応したアクションの起動等を実行してくれる | – |
インテント | コーヒーの注文や音楽の検索など、ユーザが行いたいことのゴールやタスクです。 Actions on Googleにおいて、これはユニークな識別子として表現され、 インテントを呼び出し可能な対応するユーザの発話です。 |
intent |
エンティティ | 会話リクエストや会話レスポンスにおいて使われることが可能な現実世界のモノの表現です。ユーザの発言からどのようにパラメータを解析するかをDialogflowに指示するために、エンティティはあなたのトレーニングフレーズの中で使うことが可能です。 | entity |
Dialogflow | 自然言語での会話型インターフェイスを開発できるサービス。 Google Assistantの他、Amazon Alexa, Facebook Messenger、 その他いろいろなプラットフォーム連携を行える。 |
– |
Cloud Functions for Firebase | 自然言語での会話型インターフェイスを開発できるサービス。 Google Assistantいろいろなプラットフォーム連携を行える。 |
「Qiita」(https://qiita.com/knoxrd/items/f3044dd447178b94cbf9)から引用
Actions on Googleの使い方
入り口:https://console.actions.google.com/
○アカウントの設定
アカウント管理から:https://myactivity.google.com/activitycontrols?authuser=0
○Actionsプロジェクトの作成
Welcome to Actions on Google:https://console.actions.google.com/?pli=1
○Dialogflowエージェントの作成
詳細は省略します。詳細は、クイズ「TRIVIA」」参照。
○Welcome Intentの作成(編集)
詳細は省略します。詳細は、クイズ「TRIVIA」」参照。
○シュミレータで動作確認
「雑学クイズだよにつないで」
Google Homeに、「雑学クイズだよにつないで」と話したら、雑学クイズを出してくれる
○新規プロジェクトの作成:「TRIVIAL」
○雑学クイズの作成:「TRIVIAL」
○セッティング1(テンプレート)
○セッティング2(言語)
○テスト、シミュレータ
○AIスピーカでの実際の確認
使用例(実際の音声のやり取り):「ねえ、グーグル、雑学クイズにつないで」:
簡単な会話、定番ハローワールド
「マイハローワールドにつないで」と言ったら、「こんにちは!」と答えます。
作成過程については、詳述済なので、プロジェクト作成状況を確認する手順を中心に記します。
○Overview(オーバビュー)
○Develop(開発)
○Test(テスト)
○Deploy(Deploy)
○AIスピーカでの実際の確認
使用例(実際の音声のやり取り):「ねえ、グーグル、マイハローワールドにつないで」:
次回の「Actions on Google」は、コード(PYTHON)付きです
今回は初回という言うことで、コードレスでしたが、Actions on Googleの操作にも慣れて来たので、
コード(PYTHON)付きの例を予定しています。
また今回あまり触れなかった「DialogFlow」「Cound Function」に関しても、言及する予定です。
著者:志村佳昭(株式会社トリニタス 技術顧問)