システムエンジニアの平均年収はいくら?

システムエンジニアは専門の技術職なので、一般職と比べた場合の年収は少し高めの水準です。
ただし納期が間近にせまると残業が増え徹夜することも増え、残業代の支給は企業の契約形態などが異なるため時間給で考えるとそこまで収入が高くないというケースもあります。
実際どのくらいの平均年収になっているかは、国が公表している平成28年の「賃金構造基本統計調査
などで確認することができます。

 

システムエンジニアの平均年収

平成28年の「賃金構造基本統計調査
による男性の主な職種の所定内給与額を参考にすると、システムエンジニアの場合33.9万円でした。しかし実際はそれぞれの経験やスキルによって大きく異なると言えます。
全ての年齢のシステムエンジニアの平均年収は547万円となっており、一般職と比較すると高めの傾向だと言えます。
なお、平均ではなく中位数(中央値)で見た場合には、男性のシステムエンジニアは31
2千400円、女性は27
4千200円でした。

 

経験次第で収入アップの可能性大?

新卒採用の時は一般職の給与と変わりありませんが、だんだんと経験を積んでいくことで給与額は高くなり、困難なプロジェクトに参加できるようになれば月60~80万円といった収入も可能になるようです。
優秀なエンジニアは20代でも年収800万円を超える人もいるようなので、昇給や賞与が期待できない企業も存在する中で、システムエンジニアの年収は他の業種のような大きな減少が見られないなど高い収入が期待できると言えるでしょう。

 

業務内容などによっても異なる

ただしシステムエンジニアの仕事は業務の内容や時期により、勤務時間が長くなる可能性が高いと言えます。そのため企業は残業をしても手当を出さなくてよい「裁量労働制」という年俸制を採用していることが一般的になっています。
そうなると業務内容によって給与や年収が異なる上、時間給で見た場合の収入に個人差があらわれると考えられます。

 

システムエンジニアとして成功するためには?

同じシステムエンジニアにもまだ新規で始めたばかりの初心者と、様々なキャリアを積んだベテランでは収入に大いく差が出やすいと考えられます。
収入を上げたいなら、やはりITの業務知識やテクニカルスキル、さらに経営などビジネススキルやリーダーとして大規模プロジェクトを取り仕切ることができるかなどが待遇に反映されることを理解しておくべきでしょう。
また、システムエンジニアは雇用形態によって収入も変わってきますので、例えば様々な経験を積んで技術や知識を高く持ち、フリーなど独立起業して企業と契約し活躍する人は1,000万円以上の収入を得ているケースもあります。