最近、日常生活の中でも、一般のビジネスシーンにおいても「aiの活用・利用」という言葉がよく聞かれるようになってきました。現在、私たちの生活の中で一体どれだけの「aiの活用・利用」がおこなわれているのか?また、今後どのような可能性があるのか?を書いていきたいと思います。
そもそも「ai」とは?
AIとはArtificial Intelligenceの略で、さまざまな専門家がそれぞれの定義をしており、統一的な定義はありません。いろいろな研究者の定義をいくつか紹介します。
・「知能を持つメカ」あるいは「心を持つメカ」である。
・人間の頭脳活動を極限までシミュレートするシステムである。
・人工的に作られる知能であるが、その知能のレベルは人を超えていると想像している。
等々。
ai(人工知能)には二つの種類があります。特化型人工知能と汎用型人工知能です。
「特化型人工知能」とは、一つのことに特化した人工知能のことです。将棋aiや画像認識、音声認識、自動運転技術などのことをいいます。
「汎用型人工知能」とは、人間のように何でも考えることができる人工知能のことです。蓄積されたデータをもとに自ら考え応用することのできる人工知能です。汎用型人工知能が完成するとき、シンギュラリティ(技術的特異点)が起きるといわれており、汎用型人工知能が人間最後の発明になるともいわれています。
ai利用事例
現在、aiは様々な場面で利用されています。どんな場面で利用されているのか、主なものを紹介します。
料理のレシピを考えてくれるai
素材を入力するだけで、料理レシピを考えてくれるウェブサービスにaiが利用されています。
車の自動運転ai
この数年間の間に自動車の自動運転技術は目覚ましい発展を遂げています。国内外の大手自動車メーカーもaiを利用した自動運転技術の開発に乗り出しています。
近い将来、高齢者や障害を持つ人で運転から遠ざかっていた人たちも一人でドライブを楽しむこともaiの利用によって可能になることでしょう。
店舗スタッフai
ai搭載のロボットがお店の売り上げに貢献している事例もあります。サーティワンアイスクリームや家電量販店でもpepperを店内に設置し、顧客の獲得に貢献しています。
農業でのaiの利用
大規模農場などではaiとGPSを駆使し、農場の土壌の質ごとに最も収穫できる種の撒き方ができるトラクターを使用して収穫量を上げています。
aiの可能性
現在人手不足が深刻な介護や医療の現場でもaiロボットに期待が寄せられています。介護や医療の現場では離職率の高さや、燃え尽き症候群などでサービスの質の低下などが問題になっています。
ai搭載のロボットならばサービスの質を落とさずに、燃え尽きることもなく、安定したサービスの提供ができると期待されています。
aiの活躍で自動車の自動運転技術や店舗スタッフ、農業から介護医療までと未来への期待は膨らむ一方ですが、気になるのは2045年には訪れるというシンギュラリティ(技術的特異点)のことです。aiが人間を超えたとき一体何が起きるのか?よりよい未来が待っていると信じたいものです。