プロローグ
○プロローグ
Chrome拡張機能は、「chrome ウェブストア」から簡単にインストールできます。
※URL:https://chrome.google.com/webstore/category/extensions?hl=ja
Chrome拡張機能をインストールすると、ChatGPTが、とても便利になります。
以下の拡張機能を取り上げます:
・ページ翻訳ツール/・Talk-to-ChatGPT/・ChatGPT Writer
・ChatGPT for Google/・WebChatGPT/・ChatGPT Optimizer
・ChatGPT Prompt Genius/・YouTube Summary with ChatGPT
拡張機能名 | 機能概要 | 備考 |
---|---|---|
ページ翻訳ツール | ページ全体を翻訳します。 この機能は、拡張機能ではなく、Chrome基本機能です。 |
言語は何ケ語あるか、100ケ国語以上ありそうです。 |
Talk-to-ChatGPT | 質問内容&回答内容がテキストでなく、音声となります。 音声で質問して、音声で回答してくれます。 |
主要な言語は全てあります |
ChatGPT Writer | メール、メッセージの文面を自動生成してくれます。 簡単なメッセージや電子メールを作成する際の補助として使用できます。 |
驚きでしょう、ここまで、気の利いた文章になります。 ※目上の人、会社の上司へのメールには、必需品でしょう |
ChatGPT for Google | Google検索すると、検索結果の右側にChatGPTの回答も表示されます。 | Googleで検索するだけで、ChatGPTの結果も 一緒に表示してくれるChromeの拡張機能です。 |
WebChatGPT | 不足した情報をGoogle検索で補えるのがWebChatGPTの強みです。 | やはり参照元に情報は必要です ChatGPTの弱点を補ってくれます |
ChatGPT Optimizer | 保存機能 ・音声読み上げ機能 ・時短機能 ・デザイン機能 ・文字数カウント | 保存機能と音声読み上げは、とても便利です |
ChatGPT Prompt Genius | 現状は、Share & Export と、Theme 機能があります。 | Share & Export を押すと、ChatGPT の会話履歴を画像化したり PDF化したり、他の人と共有することができます! |
YouTube Summary with ChatGPT | Youtube の内容をまとめてくれる Chrome 拡張。 | 動画の音声をテキスト化しているようです。 |
ページ翻訳ツール
※この機能は、厳密にはChrome拡張機能ではなく、Chromeの基本機能です。
※設定することで、機能を有効にすることができます。
任意の言語に翻訳してくれます。
Talk-to-ChatGPT
○「Talk-to-ChatGPT」拡張のインストール
これは便利です、音声入力して、結果も音声で出力してくれます。
※音声認識の精度も、まあまあ、ですね。
ChatGPT Writer
この Google Chrome 用の ChatGPT 拡張機能を、簡単なメッセージや電子メールを作成する際の補助として使用できます。
ブラウザに追加して、メッセージのコンテキストを入力するだけで、ChatGPT が自動的にメッセージを生成します。
○「ChatGPT Writer」の使用例
Gmailでのメール送信、返信で利用します。
※どうですか、驚きでしょう、ここまで、気の利いた文章になります。
※目上の人、会社の上司へのメールには、必需品でしょう。
ChatGPT for Google
Google検索をするとChatGPTの回答も表示してくれるブラウザ拡張機能です。
参照URL:https://productivity.rocks/tool/ai-optimizer/
○「ChatGPT for Google」の使い方
※この機能拡張があれば、百人力ですね、個々の参照サイトが左側に表示され、
※右側には、ずばり回答(正解)が表示されます。
※ChatGPT検索して、その後、Google検索の手間が省けますね。
WebChatGPT
参照URLを:https://delaymania.com/202301/webservice/webchatgpt/
ChatGPTって独自のデータベースから情報を引っ張ってくるため、時事ネタに弱かったり、守備範囲外のことは謎の回答を繰り返したりするんですよね。その不足した情報をGoogle検索で補えるのがWebChatGPTの強みです。
こちらは通常の質問と回答。質問内容によってはこの使い方で問題ないですし、この回答を元に記事化もできそうなクオリティです。
○「WebChatGPT」のインストール
○「WebChatGPT」の使い方
WebChatGPTをインストールすると、ChatGPTのチャット入力欄下部にボタンとプルダウンメニューがいくつか追加されます。
検索用のオプション設定ができます、最初の「Web access」は便利です。
・ChatGPTの弱点、参照元を示さない、をカバーしてくれます。
・「Web access」を有効にしておくと、関連のリンクが設定されます。
・これは便利です、ChatGPTは参照元の情報を教えてくれませんので。
・また、ChatGPTの回答に先立って、WEB検索結果も表示されます。
ChatGPT Optimizer
参照URL:https://productivity.rocks/tool/ai-optimizer/
参照URLを:https://www.google.com/search?q=ChatGPT+Optimizer%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9&rlz=1C1QABZ_jaJP1027JP1027&oq=ChatGPT+Optimizer%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9&aqs=chrome..69i57j0i546l3.17511j0j15&sourceid=chrome&ie=UTF-8#fpstate=ive&vld=cid:2b85aff6,vid:3IMS_tjPe9s,st:0
○機能について
多機能です、以下の機能があります:
・保存機能
・音声読み上げ機能
・時短機能
・デザイン機能
・文字数カウント
○「ChatGPT for Google」のインストール
○「ChatGPT for Google」の使い方
○保存機能
○音声読み上げ機能
○時短機能
○デザイン機能
ChatGPT Prompt Genius
https://chatgpt-lab.com/n/n4cdaf52cb538#dfe84a93-2764-46e1-af98-700b8e8b4f37
ChatGPT Prompt Genius は、特にお勧めの拡張機能です!ChatGPT の左下のメニューが、通常の内容に追加したメニューになります。
現状は、Share & Export と、Theme 機能があります。
Share & Export を押すと、ChatGPT の会話履歴を画像化したりPDF化したり、他の人と共有することができます!Theme は ChatGPT の画面をハッカー風にしたり色んなテーマにしたりできる機能です。
○「ChatGPT Prompt Genius」のインストール
○「ChatGPT Prompt Genius」の使い方
左ペインに「Share & Export」メニューが追加されます。
それをクリックすると、以下のサブメニューが表示されます。
Download PDF
Download PNG
Export md
Share Link
○「Download PDF」:ChatGPT画面をPDFドキュメントとして保存します。
○「Download PNG」:ChatGPT画面を画像として保存します。
○「Export md」:ChatGPT画面をテキスト文書として保存します。
○「Share Link」:共有可能なWEBページとして保存します。
これも凄いですね、WEBページが用意されていました。
YouTube Summary with ChatGPT
YouTube Summary with ChatGPT は Youtube の動画内容を文章(テキスト)でまとめてくれる Chrome 拡張です。
まあ便利なこと、この上なしです。
こちらの拡張機能を入れると Youtube ビデオの右上に Translate & Summary というボタンが表示されるようになり、
こちらをクリックすると ChatGPT へ Youtube の字幕をまとめるように指示を出すリンクが出てきます。
○「YouTube Summary with ChatGPT」のインストール
○「YouTube Summary with ChatGPT」の使い方
Youtube動画に「Transcript & Summary」ボタンを追加します。動画の要約を作成します。
設定すれば、Youtube動画の「字幕」にリアルタイムに要約を表示してくれます。
また、要約内容を、ChatGPT画面に表示することもできます。
・まず、「言語の設定」を行います。
※注意書きにもあるように、日本語を指定すると、時間がかかるという問題があるようです。
※1度、英語に翻訳して「DeepL」/「Google翻訳」で日本にしたほうがいいようです。
しかし、手間なので、私は直接、日本語を指定しました、そんなに抵抗はありませんでした(^_^;)。
・言語設定が済んだら、「Transcript & Summary」ボタンを押下します。
深津式汎用プロンプト
・これは、Chrome拡張機能ではありません、「コツ」です。
・ChatGPTの使い方の「コツ」です。
・同じ質問をするにも、やはり、それなりの質問の仕方があるようです。
1番目の画像は、「普通に」質問した結果です。
2番目の画像は、「深津式」質問した結果です。
#命令書:
#制約条件:
#入力文:
確かに、深津式の方が、回答が判りやすいですね。
※やはり、新しいものを使いこなすには、「コツ」が必要ですね。
Chrome拡張機能の開発方法
参考URL:https://yuki.world/how-to-develop-chrome-extension-basics/
※説明が実に丁寧です、とても判りやすかったです。
簡単な拡張機能を作成して、インストールしてみます。
以下の2つの機能を持っています。
・ChatGPTページを開いたときに、起動されると、ChatGPTページの内容を取得して、表示します。
※この機能は、「虫ピン」で拡張機能に常に固定表示します。
・またGoogleカレンダーを表示します。これは単なるオマケ機能です。
フォルダー構成:
03.ChatGPT\popフォルダーを作成します。
※拡張機能取り込み時に指定するフォルダーです。
作成したフォルダー配下に、以下の4つファイルを作成します:
・manifest.json:全体を制御するコントロールファイル
・content.js:イベントリスナーを登録して、メッセージ送信します。
・popup.html:この機能のWEBページです。
・popup.js:ボタン押下時のJavascriptです。
○「manifest.json」の内容
{ "name": "HELLO WORLD", "description": "chrome拡張機能の基礎", "version": "1.0", "manifest_version": 3, "action": { "default_popup": "popup.html" }, "content_scripts": [ { "js": ["content.js"], "matches": ["https://chat.openai.com/chat/*"] } ] }
○「content.js」の内容
let body = document.querySelector('body'); let addElement = document.createElement('h1'); addElement.textContent = 'HELLO WORLD'; body.prepend(addElement); chrome.runtime.onMessage.addListener((request, sender, sendResponse) => { let title = document.querySelector('.w-full').textContent sendResponse(title); });
○「popup.html」の内容
HELLO WORLD
YAHOO!!! GOOGLE!!!
○「popup.js」の内容
document.getElementById('btn_get').addEventListener('click', () => { chrome.tabs.query( {active:true, currentWindow:true}, (tabs) => { chrome.tabs.sendMessage(tabs[0].id, {message: 'getname'}, (content) => { if(!content){ alert('Cannot Get! Try Reload First!'); return; } document.getElementById('title').value = content }); }); });
○作成した拡張機能の動作確認
○作成したChrome拡張機能を公開するには
【ChatGPTへの質問内容】
作成したChrome拡張機能を公開する方法を教えて。
【ChatGPTの回答内容】
Chrome拡張機能を公開するには、以下の手順に従ってください。 1. Chromeウェブストアにアクセスして、Googleアカウントでログインします。 2. 左側のメニューから「デベロッパーダッシュボード」を選択します。 3.「アイテムを追加」をクリックして、新しい拡張機能を追加します。 4. 拡張機能の情報を入力します。タイトル、説明、カテゴリ、アイコン、スクリーンショットなどが必要です。 5.拡張機能のファイルをアップロードします。 アップロードするファイルは、拡張機能のmanifest.jsonファイルと、必要に応じて画像やスクリプトファイルなどが含まれます。 6. アップロードが完了したら、Chromeウェブストアに公開するか、審査のために送信するかを選択します。 7. 公開された拡張機能は、Chromeウェブストアで検索してダウンロードすることができます。 ただし、公開する前には、Chromeウェブストアのポリシーに従って、 拡張機能の機能、セキュリティ、プライバシーなどをチェックしておくことが重要です。 また、拡張機能のアップデートや審査についても注意が必要です。
【ChatGPTへの質問内容】※追加質問です※
申込んでから、承認されるまでの期間は。
【ChatGPTの回答内容】
Chromeウェブストアで拡張機能を公開する場合、審査期間は通常数時間から 数日程度となっていますが、多くの場合、1週間程度かかることもあります。 また、承認されるまでの期間は、拡張機能の内容やセキュリティ上のリスク などによって異なります。 例えば、広告ブロッカーなどのセキュリティに関わる機能を持つ拡張機能は、 より厳密な審査を受ける場合があります。 したがって、拡張機能を公開する前に、Chromeウェブストアのポリシーや要件 を確認し、不備や問題点を修正することをお勧めします。 これにより、審査期間が短縮され、スムーズな公開が可能になるでしょう。
エピローグ
今回は、ChatGPTに関連した、Chrome拡張機能を紹介しました、どうでしたか?
次回は、ChatGPTの大規模言語学習モデル「GPT3.5」のAPIをGASで利用してみます。
また、直接、GPT3.5のAPIも叩いてみるつもりです。
著者:志村佳昭(株式会社トリニタス 技術顧問)