「Windows To Go」はWindows 8以降に搭載されているエンタープライズ向けの機能で、USBメモリなどから Windowsを起動できるようにする、いわば「Windowsを持ち運べるようにする」ものです。 この便利な機能を使えば、OSごとUSBメモリで持ち運びすること(つまり、使い込んだWindowsを持ち歩くこと)が 出来るようになり、複数のパソコンで同じ環境を実現することができます。 また、大切な記録や個人データなどをしっかり守ることもできます。 📝補足:Windows To Goで作成した持ち歩き可能なWindows 10システムのことを「Windows To Goワークスペース」といいます。
Windows 10の「Windows To Go」機能はもう誰でも簡単に利用できるようになりました。 しかし、Windows To Goを試してみる必要がありますか? Windows To Goで起動可能なUSBを作成する理由は次のように考えられます。 ❶持ち歩けるシステム環境を構築したいユーザー 普段私たちが使っているパソコンのOSは内蔵HDD・SSDに保存されているので、そのOSを別の場所で使用する ために、パソコンを移動する必要があります (さもないと、内蔵HDD・SSDの取り外しや取り付けを数回行う必要があり、かなり面倒です)。 ノートパソコンはともかく、デスクトップパソコンを自宅から職場まで運ぶのはあまりにも現実味に乏しいです。 しかし、WindowsをUSBメモリなどのリムーバブルディスクにインストールして、持ち歩けるシステム環境を構築すれば、 いつでもどこでも(ご友人やネットカフェのPCでも、自宅や会社のPCでも)、同じOSの環境を操作することができます。かなり便利でしょう。 ❷時々Windowsを使用する必要があるMacユーザー MacユーザーはWindows OSを利用したい場合、Boot CampでMac✕Windows10のデュアルブート環境を作成するか、 仮想マシンにWindowsをインストールすることができます。 いずれかの方法は面倒で、多くのMacの容量を占めています。 こういう時にWindows To Goワークスペースを作成すれば、USBメモリをパソコンに接続してパソコンを再起動させてUSBメモリから起動する ようにするだけでWindowsを使用することができます。
時間 | 経過時間 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|
17:36 | 00分 | USB BOOT | 1回自動でreboot |
17:47 | 11分 | 「おまちください」表示 | |
17:50 | 14分 | 音声ガイダンス | 大音量、音声ガイド停止 |
17:50 | 14分 | 「基本」処理 | ネットワーク等の設定 |
17:55 | 19分 | 「アカウント」処理 | 1度PIN作成で失敗、再試行でOK |
18:06 | 30分 | 「サービス」処理 | 1度ハング!?、復活した! |
18:10 | 34分 | 「こんにちわ」 | |
18:14 | 38分 | デスクトップ表示 |
・バッテリモードでなく、電源モードにすること ・設定の「電源とsleep」でディスプレイ&sleepの設定が必要 ・ディスプレイ:5分(バッテリ)/10分(電源) ・sleep:3時間(バッテリ)/3時間(電源) ・電源モード(タクスのバッテリー~) ・最も高いパフォーマンスに設定する○電源とスリープ設定
Windows 10 の場合、通知領域のバッテリーアイコンをクリックしてスライダーを「高パフォーマンス」 または「最も高いパフォーマンス」に変更することで、パフォーマンスを向上させることができます。 機種にもよりますが、数%の性能向上が見込める可能性があります。
著者:志村佳昭(株式会社トリニタス 技術顧問)