★生成AIGemini2.5(3) GeminiCLI(2)★[2025/07/03更新]
イントロ
プロローグ
MCPサーバーとは
Git for Windowsインストール
Go SDKインストール
GoogleCloud SDKインストール
GeminiCLI、MCPサーバの設定
エピローグ

イントロ

○イントロ:
MCPサーバーの有用性を示すために、3回に渡ってMCPサーバーを紹介します。
 第1回目:機能拡張のためのMCPサーバー(今回です)
 第2回目:既存の有用なMCPサーバー(次回)
 第3回目:手作りのMCPサーバー(次々回)


○生成AIGemini2.5(3) GeminiCLI(2) MCP(1)	
 ※GeminiCLIにはGemini2.5と違って、静止画の生成/動画の生成機能がありません。
 ※そこで拡張機能を利用して、GeminiCLIに静止画&動画の作成機能を追加します。
 ※利用する機能はGeminiCLIのMCP(Model Context Protocol)機能です。

○生成AIGemini2.5(4) GeminiCLI(3) MCP(2)
 既存のMCPサーバーの例を取り上げます:
  ・MCPサーバー:Context7
  ・MCPサーバー:GitHUB

○生成AIGemini2.5(5) GeminiCLI(4) MCP(3)
 MCPサーバーの作成、MCPのクライアントの作成
 MCPサーバーでデバッグ方法:
  ・MCP INSPECTORツール
  ・PostManツール

プロローグ

○プロローグ:

※GeminiCLIにはGemini2.5と違って、静止画の生成/動画の生成機能がありません(上図参照)。
※そこで拡張機能を利用して、GeminiCLIに静止画&動画の作成機能を追加します。
※利用する機能はGeminiCLIのMCP(Model Context Protocol)機能です。

・参考URL:Gemini CLI から Imagen を呼び出し! MCPサーバー経由で画像生成
・前回に続き、GeminiCLIですが、今回は前回説明しきれなかった、「/MCP」について紹介します。
・少々難易度が高くなります、事前に色々なツールをインストールする必要があります。
    具体的には以下のツールをインストールします。
・Git for Windows(https://gitforwindows.org/)
・Go SDK(https://go.dev/dl)
・gcloud(https://cloud.google.com/sdk/docs/install)
※最終的には「Docker for Windows」もインストールします(次回)

・GeminiCLI自身は、基本的には無料で使用できるツールです。
・但し今回紹介したMCPサーバを使用した静止画の生成&動画の生成はGoogle生成AIの「VertexAI」を使用しますので、有料となります。
・私自身は、今回の「カワセミ静止画の作成」&「カワセミ動画の作成」で400円程度課金されました。
・カワセミ動画が気に入りまして、結構何回となく、実行したと思います)。※ご参考までに!

MCPサーバーとは

参考URL:MCPとは?AI活用を加速させる仕組みをやさしく解説!
○MCPサーバーの位置づけ


○MCPプロトコルを巡る様相、事実上の業界標準となりつつあります。
   提唱したAnthropic社始め、賛同した会社はMicrosoft/OpenAI/Google/Amazon等です。
	Model Context Protocol(MCP)とは?生成 AI の可能性を広げる新しい標準
		https://zenn.dev/cloud_ace/articles/model-context-protocol

	OpenAIとGoogleが、AIエージェントの共通プロトコル(通信規約)であるMCP(Model Context Protocol)を正式にサポートすると発表した。
	MCPはAnthropicが開発した通信規約だが、競合関係にあるAI大手がサポートすることでMCPが業界標準プロトコルになることが事実上確定した。
	異なる開発者が構築した複数のエージェントが連携・協力可能なマルチエージェントの時代が始まろうとしている。

	Microsoftは2025年5月19日、開発者向け年次イベント「Microsoft Build 2025」にて、同社のAIプラットフォームやフレームワーク全体にModel Context Protocol(MCP)のサポートを提供していくことを発表した。

	AWS は Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) アプリケーション構築のための Model Context Protocol (MCP) サーバーを発表しました。2025 年 5 月 29 日

○GeminiCLIとMCPサーバーの連携

Git for Windowsインストール

Go SDKインストール

GoogleCloud SDKインストール

ダウンロード


・GoogleCloudのインストール


・インストールされたCloud SDK

GeminiCLI、MCPサーバの設定

○GeminiCLI、MCPサーバの設定:
・Git Bashから実行します。
○Vertex-AIのインストール
	git clone https://github.com/GoogleCloudPlatform/vertex-ai-creative-studio.git
	cd vertex-ai-creative-studio/experiments/mcp-genmedia/mcp-genmedia-go
	./install.sh


○Google認証ログイン
	gcloud auth application-default login


○作成したMCPサーバ用の「settings.json」
    {PROJECT_ID}は環境変数で、請求可能なプロジェクトIDです。
{
  "mcpServers": {
    "imagen": {
      "command": "mcp-imagen-go",
      "env": {
        "MCP_SERVER_REQUEST_TIMEOUT": "300",
        "PROJECT_ID": "{PROJECT_ID}"
      }
    },
    "veo": {
      "command": "mcp-veo-go",
      "env": {
        "MCP_SERVER_REQUEST_TIMEOUT": "300",
        "PROJECT_ID": "{PROJECT_ID}"
      }
    }
  },

  "theme": "Default",
  "selectedAuthType": "oauth-personal"
}
○静止画の作成
※「プロンプト」
	カワセミが魚を捕まえる瞬間の静止画を作成して


○動画の作成
※「プロンプト」
	カワセミが魚を捕まえる瞬間の動画を作成して



エピローグ

○エピローグ:
次回は、既存のMCPサーバーの例を取り上げます、以下を想定しています:
  ・MCPサーバー:Context7
  ・MCPサーバー:GitHUB

著者:志村佳昭(株式会社トリニタス 技術顧問)